バイク界は今やネオレトロブーム真っ最中。カワサキのRSシリーズ、そしてホンダのGB350やレブルシリーズ。が、日本のライダーがこんなに共感するネオレトロのコンセプトなのに、コロナ等で輸入が滞り1年待ちもザラです。そして何よりも大型が中心です。私のような年寄りには懐かしく思えてもやはり縁遠いカテゴリーです。
ところが、ここでもSOXがやってくれました。インドヤマハからネオレトロのスクランブラーFZ-X150をいち早く輸入し、もう店頭デビューさせていました。
渋いですねえ、頑丈そうなのにとてもシャレてます。
給油口がど真ん中じゃないところが面白いですね。ちなみに、この150㏄スクランブラーは車重139Kg、車格は日本人にはちょうどよい大きさだと思いました。原付2種以上ニーハン以下。取り回しは楽そうです。アンダーガードは装着していますが、地上高は165mmですから、ダートは無理かと思います。しかし、タイヤはチューブレスですからツーリングは安心です。今のところオプションパーツは皆無ですが、おそらく人気車になりますから、シールドやリヤキャリアはいずれ出るものと思われます。
フロントフォークにはブーツが標準装備されて大事なインナーチューブの防備は万全、インナー上部へのメッキを見る限り、このブログで検討中のインドホンダCD110やSP125よりもしっかりしたメッキが施されていると思いました。またシフトペダルは通常のもので戸惑うことはないでしょう。
また、肝心の駆動系もCDやSPのような白錆びや赤錆びもなく安心しました。ヤマハの方が品質は良いのでしょうか。またホンダ車によく見られる仰々しいサリーガードではなく、巻き込み防止ガードであって違和感がありません。
さらに、フロントナンバーの取り付け部も、このように目だないので、細工することなくそのまま乗れますね。ただ、よく見るとフロントブーツのラバーはチープで早くも白く変質しています。購入後は注意してメンテしなければいけませんね。
カラーは3種用意されています、
私はこのブルーが一番気に入っています。
01のゼッケンは不要ですから、剥がせるものなら剥がしてすっきりさせたいです。
360°ビューからのピックアップ画像
大型の多いこのジャンルにこんな身軽なネオレトロ、なかなかいいポジションですね。
インドのHpには以下のような説明がありました。
ブルーコアエンジン
1chABS、2podキャリパー
タック&ロールのダブルシート
オフも意識したブロックパターンのタイヤ
フォークブーツ
エンジンカットオフスタンド
DRL機能を持つLEDライト
LEDテールライト
多機能液晶メーター、Yコネクトアプリでスマホと連動します。
仕様について
主なオプションでは
転倒対策のガード
タンクパッド
小粒だけど、十分な機能も備えて、見掛け倒しではないホンモノのネオレトロですね。
このバイクは私には、日本の道路事情、自分の体格や年齢を考えれば必要十分な車体と性能ですし、ブルーコアエンジンで燃費に優れ、EURO4をクリアする環境性能、前後ディスクブレーキ、1chABS装備で日本で正規販売しても十分な品質なのに、なぜかヤマハは国内投入しません。このバイクはグローバル戦略車にも拘わらずです。そういえば、XSR125もそうでしたね。
ヤマハに限らず、日本メーカーの高付加価値戦略上の偏ったラインナップを補っているのがSOXだと思います。私も当ブログで記事にしようと思うバイクは、どうしてもSOX取り扱い車両になりがちです。
このFZ-X150は税抜き23万円というやはり破格の安さです。乗り出し価格はグッと高くなりますが、オイル40Lサービスが付きますから、長く大事に乗れば相殺されて値打ちな買い物になるものと思います。さてさて、どうしましょう、予約を急がないとブルーは次のロットになり確実に高くなります。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。